米国とサウジアラビアは、サウジがイスラエルを国家として承認するための条件の大枠について合意した。サウジは承認と引き換えに、イスラエルによるパレスチナ人への譲歩、米国による安全保障の確約、民生用の核開発支援などを求めている。複数の米当局者が明らかにした。米当局者は、向こう9カ月~1年で中東和平を巡る画期的な協定の細部を詰めることができると、慎重ながらも楽観的な見方を示した。2週間前にサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、同国西部ジッダでジェイク・サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談したことで協議が進展した。足元で交渉は、米国によるサウジの民生核開発の支援など具体的な点に移っている。