まずはシャンプーなしで、1分間洗う

「クサイ」と言われる7つの習慣、ミドル脂臭から脱出するニオイケアEBATO・男性美容家

 汗臭の原因は「汗」「皮脂」「皮ふ常在菌」の3つ。汗が皮脂と混ざり合い、皮ふに存在する皮ふ常在菌が代謝・分解することで、ニオイが発生します。

 なかでもミドル脂臭は、原因となるニオイ成分「ジアセチル」が皮脂と混ざり合うことで、特有のニオイを発生することがわかっています。

 頭部を中心に発生するミドル脂臭は、シャンプーでのケアが必須。頭皮を清潔に保つことが、ミドル脂臭を抑制するための重要なポイントなのです。シャンプーのコツは下記の3つ。

(1)シャンプー前に予洗いをする
(2)指の腹で頭皮を洗うイメージで
(3)耳の裏や襟足まで丁寧に洗う

 予洗いとは、シャンプーなどを使わずにぬるま湯だけで洗うこと。40℃を超えない程度のぬるま湯で1分間ほどしっかり頭皮を洗います。予洗いをすれば、頭皮の皮脂汚れをオフしてシャンプーの泡立ちも良くなります。

「洗い方にも工夫が必要です。爪を立てて洗うと頭皮に傷をつけてしまうだけではなく、髪が抜けやすくなったり、汚れが落ちにくくなったりします。指の腹で小刻みに動かし、マッサージするように丁寧に洗いましょう」

 忘れがちなのは、耳の裏や首の後ろの襟足。まさにミドル脂臭の発生する箇所なので、重点的に洗いたいものです。

「高級なシャンプーを買う必要はありません。男性用のスカルプシャンプーも出ていますし、コスパや好きな香りで選んでもよし。洗い上がりがすっきりするもので、違和感なく使えるものを選んでください。自分の頭皮に合うシャンプーを使い続けることが、ミドル脂臭ケアに繋がります」