アウトドア派イメージをアピールするクロスオーバーSUVがデビューした。デリカD:5のイメージを継承したうえで、軽自動車にふさわしいファンなマスクを採用。はたして、オフロードの三菱らしいパフォーマンスを達成しているのだろうか。
もっと三菱らしいクルマを
訴求したらデリカに
三菱にはeKクロススペースというSUVスタイルの軽スーパーハイトワゴンがあったが、一部ではカスタム系という受け取られ方をしていたらしく、「意図したほど浸透しなかった」という。
そんな中で、もっと三菱らしいクルマを訴求していこうという思いの一環として、eKクロススペースも外観を中心にテコ入れを図ろうとしたときに、デリカの基本的なコンセプトとかぶる部分があったことから、車名にデリカを冠することとなった。そしてマイナーチェンジを機に改名し、ちょうどデリカが生誕55周年を迎えるタイミングで登場するはこびとなった。
発売までの予約受注において、4WD比率が約6割で、ターボの比率が7割という異例の高さを示した。上級グレードの「~プレミアム」は実に9割だ。それだけこのクルマにユーザーが期待するものの大きさがうかがいしれる。