英語をたくさん勉強したのに、いざとなると全く言葉が出てこない――そんな人に読んでほしい1冊が『中学英語だけで面白いほど話せる!見たまま秒で言う英会話』だ。「イラストを見る→見たままを英語にする」を繰り返すことで、日本語を介さずに瞬時に即答する「英語の反射神経」が鍛えることができる。実践的なスピーキング力を養うための最適な1冊だ。本稿では本書の「はじめに」から特別に一部を抜粋して紹介する。

日本にいても英語を話せるようになる「1つの独学のコツ」Photo: Adobe Stock

9割の人が陥っている「英語の悪循環」

 英語を習得するうえで陥りやすい悪循環があります。一言で言うと、勉強のしすぎによる悪循環です。

「えっ」と思われるかもしれませんが、ほとんどの日本人が学生時代に陥る悪循環です。

 勉強のしすぎとは、文法や単語のインプットに終始している状態です。

 英語を使えるようになることが目的なのに、単語や文法の暗記ばかりに時間を費やし、徐々に退屈になって、学習が続かなくなるのです。

日本にいても英語を話せるようになる「1つの独学のコツ」英語を話せるようにならない人が陥っている「学習の悪循環」

 こうなってしまう最大の原因は、中学校や高校で染みついた学習習慣から抜け出せないこと。

 英語を話せるようになるためには、この悪循環から抜け出し、英語習得の好循環に入ることが必須です。

英語を「自分のもの」にするための好循環

 英語は、スポーツと同じ実技です。

 テニスが上手くなりたいと思っているのに、本や動画で知識を集めてばかりの選手はいません。

 実際にボールを使う練習を繰り返して技術を磨きます。

 さらに本番の試合を経て、練習で磨いた技術は、「自分の中で確かなもの」になります。

 英語も同様です。

 インプットだけでなく、アウトプットを繰り返すことで英会話力が伸びていきます。

 自分の頭で英文を組み立て、口に出すことで、学んだことが「自分のもの」になります。

 それに、インプットだけでは退屈ですよね。自分の言葉で話しながら成功や失敗を繰り返し、成長を実感できたときに、楽しさを感じるものです。

日本にいても英語を話せるようになる「1つの独学のコツ」英語を話せるようになる人に共通する「学習の好循環」

 本書では、皆さんが楽しくインプットとアウトプットを繰り返すために、イラストを見て英語に変換するトレーニングを用意しました。

 どんな人でもトレーニングを積めば、少しずつ話せるようになり、今よりもっと英語を楽しむことができます。

(本稿は『見たまま秒で言う英会話』から抜粋・編集したものです。)