イーロン・マスクが電撃訪問した「日本の注目スポット」行ってみたらスゴかった!チームラボプラネッツ TOKYO DMMにて Photo by Toshiyuki Yamanaka

イーロン・マスク氏の電撃訪問で話題のチームラボ。世界96カ国を訪ねた元外交官の筆者が、現地レポートを踏まえて人気の秘密に迫ります。今やビジネスパーソンの必須科目である現代アートについて、楽しく学べるミュージアムを紹介します。(著述家/国際公共政策博士 山中俊之)

イーロン・マスク氏も訪問した
世界が注目するミュージアムとは

 TwitterをXに名称変更し、電気自動車のテスラをはじめ数々の事業を手掛けるイーロン・マスク氏が8月下旬、来日の様子を突如Xに投稿したことが話題になった。中でも、電撃訪問した東京・豊洲にあるアート施設「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」の動画を投稿したことは大いに注目された。

 この施設、もしかしたら一般的な日本人よりも、日本に観光に来た外国人のほうがよく知っているかもしれない。海外のメディアやSNSでも「日本で注目の場所」として紹介されている。実際に、世界各国から多数の人が訪問しているようで、旅行口コミサイトの「トリップアドバイザー」では1000件超の外国語(英語、中国語、フランス語、スペイン語などなど…)の口コミがある。

 私はもともと現代アートが好きだ。偶然にも東京滞在中だったので、イーロン・マスク訪問の一報を受けて、早速行ってみることにした。

 入場は事前予約制で、数カ月前からチケット販売しているが、すぐに売り切れる日もあるらしい。私は運よく希望日時で予約できた。が、ミュージアムに着くと長蛇の列。しかも、外国人が実に多い。館内の表示やアナウンスも英語がしっかりあった。外国人が多数訪問することを前提としてつくられていることがよく分かる。

 世界が注目するミュージアムの内容はどうなっているのか。見てみると、実は「仏教的」であり日本的な世界観であることが分かった。また、今やビジネスパーソンの必須科目である現代アートについて、楽しく学べるおススメミュージアムも最後に紹介したい。