4万人以上のダイエットを成功させ、自身もウエスト58cmを30年間キープする健康運動指導士・植森美緒の新刊「生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑」。食事制限&運動なしで、部分やせできてリバウンドしないという夢のような方法は、日常動作をちょっと変えるだけという簡単なことだった! 本連載では、「生きてるだけで、自然とやせる!」さまざまな日常動作を紹介していきます。

【ダイエットの勘違い】やせる人とやせない人の違いとは?Photo: Adobe Stock

体重の中身を知っている人VS知らない人

 体重だけに目を向けている人は、体重が減ると油断して食べ過ぎたり、一喜一憂しがちでやせません。

 体重は脂肪、水分、筋肉、骨などの総重量です。1Lの水を飲めば1kg体重が増えますが、水は0キロカロリーなので脂肪にはならず、おしっこや汗で体の外に出れば、体重は戻ります。

 かたや脂肪は1kg約7000キロカロリーもあり、これは約3日分の摂取カロリー。小さめのバナナなら約100本、運動で消費するなら、なんとフルマラソン3回ぶんです。同じ1kgでも、脂肪の場合はとうてい数日でなくせるものではないのです。

 体重が減らなくても、筋肉が増えて脂肪が減っていることもあります。体重の中身を知っている人は、サイズや見た目、体脂肪率に目を向けます。スムーズにやせるためには冷静に成果を判断することです。

*本記事は『生きてるだけで、自然とやせる! やせる日常動作大図鑑』から、抜粋・編集して構成したものです。
*著者/植森美緒(健康運動指導士) 監修/金岡恒治(早稲田大学スポーツ科学学術院教授・スポーツドクター)