「仕事のモチベーションが上がらない」→別に上げる必要はないと断言できるワケ写真はイメージです Photo:PIXTA

ビジネスマンなら誰もが抱える仕事の悩み。人に聞いてもらっても、当たり障りない回答しか貰えなかった…なんてこともあるだろう。「言いにくいことも、はっきり言われたい!解決したい!」。そんな人に、厳しくも優しいアドバイスをお届けしよう。本稿は、Jam『言いにくいことはっきり言うにゃん 仕事の悩み解決編』(笠間書院)の一部を抜粋・編集したものです。

仕事のモチベーションは
無理に上げなくてもOK

モチベーションを使い分ける本書より。 拡大画像表示

 仕事にモチベーションが必要かというと、私はあればいいけどなくてもいいと思ってます。不真面目だと言われそうですが、趣味や好きなことでもなければ、年がら年中高いモチベーションを維持し続けるのは難しいし、よほど天職に就いた人でもなければ、仕事って生活のためという人の方が多いと思うんです。

 仕事に必要なことは何かというと、どんな状態のときでも、やるべき仕事をちゃんとこなすことです。ものすごく高いモチベーションで頑張っても、片手間でそつなくこなす人に負けてしまうことはあります。社会の評価の基準が結果である限り、仕事にモチベーションが持てなくても、気にしすぎる必要はありません。

 別に不真面目でいいとか、やる気のある人を馬鹿にしているわけではありません。よくある「やる気のない奴は辞めろ」みたいな根性論で心を痛めてほしくないんです。私などはワーカホリックと言われるくらい仕事が好きな人間です。

 でもそれって少数派だと思います。仕事へのモチベーションを持ってやりたい人がそうすればいいだけです。家族との時間や本当にやりたいことなど、モチベーションは自分が一番大事なことに対して持っていればいいと思います。