がんばっている自分のことを認めてあげる
──『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』という本のタイトルを見て、はじめて自分の気持ちに気づいた、という感想も寄せられています。
川野:私の周りでも、この本のタイトルを見て、共感を覚える方が少なくありません。
この本を読んで、「苦しい経験をしてきたのは、自分だけではなかった」と感じることができ、著者の温かなメッセージが心の深いところに届いて、生きる希望を与えてくれた。そんなお話をしてくださった方もいます。
私たちは生きているかぎり、そうした苦しい出来事に出会うことを避けられないものです。
失恋、失業、死別、大病など、避けることの難しい苦しみに出会ったときに、どのようにして「生きること」を選択できるのかが重要です。
この本には、つらい状況に陥ったときに、「どう生きるか」のヒントが書かれています。
周りの人に話せない悩みを抱えている、自分は我慢しすぎている、という方はぜひ、この本を開いて数ページでも読んでいただければと願います。