ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が支援拡大を求めて米首都ワシントンを訪れる中、共和党議員グループは新たな支援策への反対を表明している。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した書簡によると、議員らはジョー・バイデン大統領がウクライナの安全保障・経済・人道支援のために議会に申請した総額240億ドル(約3兆5500億円)の追加予算を拒否する構えだ。議会がすでに承認した1000億ドル超の支援についても懸念があり、バイデン政権がウクライナに対し「無制限のコミットメント」を示していると訴え、政府の戦略は不明確だと批判した。書簡は行政管理予算局(OMB)のシャランダ・ヤング局長宛てで、J・D・バンス上院議員(オハイオ州)とチップ・ロイ下院議員(テキサス州)を筆頭に計23人の下院議員と6人の上院議員が署名している。