フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは、若いユーザーを取り込むための一策として今週中にも、明確な個性を持つ人工知能(AI)チャットボットを同社のソーシャルメディア・アプリにリリースする計画だ。事情を知る複数の関係者が明らかにした。これらの生成AIボットは社内で従業員がテストしており、同社は27日に始まるメタ・コネクト・コンファレンスでこれらのAIエージェント第一弾を発表する見通し。このボットは、ユーザーとのエンゲージメントを促進する手段として利用されるように作られたものだが、中にはコーディングやその他の作業を支援する能力など、生産性に関連するスキルを持つものもあるかもしれない。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の台頭に伴い、若いユーザーの獲得はメタにとって優先事項の一つとなっている。10代の若者に人気のあるアプリという点でTikTokはここ数年でインスタグラムに追い付いた。こうした変化を受け、メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は2021年10月、「大勢の大人世代向けに最適化することではなく、ヤングアダルト層へのサービスを提供することに最も力を入れるようチームを」再編すると述べている。
米メタ、個性あるAIチャットボット導入へ 若年層取り込み狙う
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