米鉄鋼最大手ニューコアは、エネルギー集約型産業への電力供給と二酸化炭素(CO2)排出削減を核融合が後押しすると考えている。ニューコアとへリオン・エナジーは、500メガワット規模の核融合発電所を開発し、2030年までにニューコアの米国製鋼所1カ所に設置することを目指すと明らかにした。産業大手と核融合分野の新興企業の提携では初となる。この発電量は数十万世帯分の電力に相当し、従来の発電所とほぼ同規模だ。ニューコアはへリオンに3500万ドル(約52億4000万円)出資する。チャットボット(自動会話プログラム)「チャットGPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)もへリオンに出資している。
核融合で製鋼、米最大手の構想
ニューコアとへリオン・エナジーが核融合発電所の開発で提携
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