2年前にSNSで話題となった
「横田基地の朝食」のその後
2021年11月、「X(旧ツイッター)」に投稿された航空自衛隊横田基地の朝食が話題となった。写真にあるように、横田基地の朝食のメインディッシュはししゃも2尾。昼食、夕食もかなり寂しい内容だった。この食事内容を横田基地は栄養バランスの取れた食事として紹介しているため、多くの人が驚き、心配の声を上げた。
空自横田基地の栄養バランスのとれた昨日の食事 #横田飯 を紹介します。#航空自衛隊横田基地 #横田基地 #横田飯 pic.twitter.com/UiC6DHBnZx
— 航空自衛隊横田基地 (@JasdfYokota) November 15, 2021
SNSで注目されたこともあり、現在の横田基地の食事は改善してきているように感じる。今年6月27日は手作りとんかつ、6月28日は肉や生野菜が乗ったシシリアンライス、7月11日はから揚げなど、SNS投稿を見る限り、かなりタンパク質の量が増えたようだ。
自衛隊員は国民の安全を守るため、日々の訓練や警戒監視活動、災害派遣等、幅広く活躍している。場合によっては、過酷な長期間任務もある。全ての隊員が困難な任務を達成するために、強靭な肉体と体力作りが重要となる。第2次世界大戦のビルマ戦線、旧日本軍はインパール作戦により兵士を飢餓状態に追い込んだ過去がある。過去の失敗から学ばなければならない。軍人を支える食事が充実していなければ、戦える身体能力を維持できない。
諸外国の軍隊では、食事を軍事力強化のための重要なファクターと捉えている。兵士の体力増強のため、いかに優れた食事を提供できるかを重要視する。