イーロン・マスク氏のお決まりの「ぼやき」がまた始まった。政府の規制との戦いに関するものだ。「何千もの細いひもに縛られたガリバーのように、われわれは規制のたびに自由を失っている」。マスク氏は先頃、X(旧ツイッター)にこう投稿した。自身のビジネス帝国でいくつかの難題に直面する中、マスク氏の怒りの矛先は明確ではなかった。規制への不満をあらわにする一方、最近は新たな規制を公に推奨してもいる。そうした相反する態度は、マスク氏らテック業界のリーダーが9月に米上院議員60人以上と会談した際にも表れた。同氏は人工知能(AI)の開発を制限するルールを提唱し続けている。その一環として、AIの脅威について警鐘を鳴らした。
マスク氏が嫌う政府規制、AIは例外
世界一の富豪はさまざまな規制と戦っているが、AIに関しては規制を望む
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