ドナルド・トランプ氏は共和党の大統領候補指名争いで歴史的なリードを保っている。2024年11月の大統領選はまだ13カ月も先だが、大統領選に関する全米レベルの世論調査結果では接戦となっており、トランプ氏が勝利する可能性がある。今こそ、トランプ氏が再び大統領を務めることになったら米外交政策にどのような意味を持つかを考える時だ。トランプ氏の1期目の実績に加え、退任以降の同氏の発言や、トランプ政権下で駐ドイツ大使や国家情報長官代行を務めたリチャード・グレネル氏ら友人や側近が示している見解のおかげで、「MAGA(米国を再び偉大に)2.0(第2バージョン)」の外交政策がどのようなものになりそうかを判断することは可能だ。
【オピニオン】トランプ色強まる2期目の外交政策
経験豊富な専門家を排し、周囲はイエスマンばかりに
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