多くの企業がグリーン水素(再生可能エネルギーを使って生成する水素)の大量生産を約束しているが、どこも成功していない。米エレクトリック・ハイドロジェンは、ある分子を分解するためのより良い方法を見つけることが成功の鍵を握ると考えている。投資家たちもそう信じている。同社はグリーン水素業界で初めてのユニコーン(評価額10億ドル=約1490億円=以上の未上場新興企業)だ。同社はこのほど、英石油大手BP、米ユナイテッド航空、米マイクロソフト、オーストラリア鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズなどの支援企業から3億8000万ドルを調達した。これに伴い企業価値が押し上げられ、10億ドルの節目を超えた。