日本への投資については現在、二つの相反するストーリーが存在し、困ったことにどちらも正しいように見える。一つは株式市場が絶好調だというものだ。政府・証券取引所・取締役会の株主重視の姿勢に外国人が気づき、昨年初め以来、主要先進国の中で最高のリターンを上げている。今春には米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が訪日し前向きな発言をしたことで、この国に思い切って投資することの価値が浮き彫りになった。外国からの資金流入を受けて株価は3月下旬以降、20%を超える上昇率を記録している。もう一つのストーリーは、全ては円安のおかげだということだ。日本株のパフォーマンスは、ドル建てにすれば米S&P500種指数とほぼ一致している。
日本株市場は世界一エキサイティング
日本株投資を巡る二つの相反するストーリーとは
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