暗号資産(仮想通貨)交換業者FTXが経営破綻する数カ月前、米国を拠点とする同社の一部従業員は、暗号取引会社アラメダ・リサーチがFTXから数十億ドルの顧客資金を引き出すために使用したとみられるバックドア(裏口)を発見していた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者らによると、PCやサーバー、システムアプリケーションなどに不正侵入するための入り口であるバックドアを発見した従業員は上司に報告。上司がFTX創業者のサム・バンクマンフリード被告の元側近と話し合いを持ったという。