先週末にパレスチナ自治区ガザからイスラエル南部に侵入したイスラム組織ハマスの戦闘員らが、攻撃の標的とした市街地や軍事施設の詳細な地図を所持していた。また、イスラエル軍の装甲車の弱点を特定する戦術ガイドを携行する戦闘員もいた。こうした資料はアラビア語で書かれており、イスラエルの民間人、兵士、救急隊員が攻撃現場や死亡したハマス戦闘員から回収した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が資料を確認した。イスラエル当局は貴重な情報として調査中だ。これらの資料を総合すると、ハマスが当初から軍事施設だけでなく、民間人の居住地区を攻撃し、人質を取ることを目的としていたことがわかる。ハマスの情報収集能力と襲撃計画の周到さを浮き彫りにする証拠だ。