人工知能(AI)は起業家が会社を立ち上げる方法を変え、その会社が成功する見込みさえ変えようとしている。  米新興企業オープンAIが開発した「チャットGPT」やマイクロソフトの「Bing(ビング)」、グーグルの「Bard(バード)」などのAIシステムは、アイデアを出し、試験するところから、消費者調査の実施、マーケティング計画の策定に至るまで、新規事業を立ち上げるほぼ全ての段階を支援できる。AIはこうした仕事を個人レベルより迅速かつ効率的に、しかも人間には実行できないやり方で行う。  「今から12カ月後には起業の仕方が全く違っているだろう」。