人工知能(AI)は起業家が会社を立ち上げる方法を変え、その会社が成功する見込みさえ変えようとしている。米新興企業オープンAIが開発した「チャットGPT」やマイクロソフトの「Bing(ビング)」、グーグルの「Bard(バード)」などのAIシステムは、アイデアを出し、試験するところから、消費者調査の実施、マーケティング計画の策定に至るまで、新規事業を立ち上げるほぼ全ての段階を支援できる。AIはこうした仕事を個人レベルより迅速かつ効率的に、しかも人間には実行できないやり方で行う。「今から12カ月後には起業の仕方が全く違っているだろう」。そう語るスティーブ・ブランク氏は、起業家を長年続けたが、現在は引退している。同氏はミップス・テクノロジーズやコンバージェンス・テクノロジーズといったIT企業の立ち上げに参加。またAIによるがん診断を手掛ける企業に今も出資している。
起業家の世界、AIでどう変わるか
発想を広げ、マーケティング計画を立てるのに、AIは有効かもしれない
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