イスラエル北部国境では15日、ヒズボラを含む民兵組織とイスラエル軍の衝突が激化した。イスラエル軍はガザ地区への地上侵攻が迫る中、南部では同地区への攻撃を続けており、人道危機も拡大している。今回の危機が中東地域全体へと広がる可能性もある中、各国の外交関係者は解決案を見いだすため奔走を続けた。イスラエル軍の戦闘機はイランから支援を受けるヒズボラなど、レバノンに拠点を置く民兵組織への攻撃を実施。民兵組織もイスラエルに向け、少なくとも6回の攻撃を行った。イスラエル軍によればヒズボラは対戦車ミサイルを発射し、イスラエルのシュトゥラでは5人が負傷している。イスラエル軍がガザ地区への過去最大の地上侵攻を準備する中、同国北部での動向は紛争拡大のリスクが高まっていることを示している。