アクティビスト(物言う株主)の米スターボード・バリューは、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などを傘下に置く米メディア大手ニューズ・コープの株式を取得した。戦略とガバナンス(統治)の変更を求める計画だ。事情を知る複数の関係者によると、スターボードは、ルパート・マードック氏のメディア帝国の両輪の一つであるニューズ・コープが、そのコングロマリット(複合企業)の構造ゆえに公正市場価値よりも大幅に割安な水準で取引されていると考えている。スターボードはニューズ・コープのデジタル不動産部門のスピンオフ(分離・独立)を推奨する計画だ。同部門には、オーストラリアのオンライン不動産サイト運営会社REAグループと、不動産情報サイトのリアルター・ドット・コムの親会社であるムーブが含まれる。
物言う株主の米スターボード、ニューズ・コープ株取得 変革要求へ
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