経営破綻した米銃器大手レミントン・アームズは、若者に働きかけるマーケティング戦略の一環として人気ゲーム「コールオブデューティ(CoD)」に自社製ライフルを登場させる契約を交わしていた。社内文書と記録によって初めて明らかになった。複合企業フリーダム・グループ(後にレミントン・アウトドアに社名変更)の一部門だったレミントンの文書は、2012年のサンディフック小学校銃乱射事件を巡る訴訟に関与した弁護士によって開示された。この弁護士は、犠牲になった子どもの親が提起した訴訟の一環として文書を入手していた。原告は昨年、乱射事件の犯人が使用したアサルトライフル「AR15」の製造元レミントンと7300万ドル(足元のレートで約110億円)で和解した。
人気ゲームに実在ライフル 銃器大手の知られざる戦略
「コールオブデューティ」に採用、過去の契約詳細が明らかに
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