ウクライナは17日、米国から提供を受けた長射程の地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」をロシア軍に対して初めて使用した。  複数の関係者によれば、少数のATACMSが最近ひそかにウクライナに搬入されていた。  ATACMSは米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」で発射できる。ウクライナはロシア軍の前線のはるか後方への攻撃に対応するATACMSを以前から求めていた。  ウクライナ軍の広報は17日、通信アプリのテレグラムで「一時的に占拠されているルガンスクとベルジャンスク近郊の敵方飛行場とヘリコプターに対し、狙い済ました攻撃を実行した」と述べた。