米国のリン・トレーシー駐ロシア大使が17日、ロシアで拘束されているウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエバン・ゲルシコビッチ記者(31)と面会した。モスクワの裁判所は1週間前、ゲルシコビッチ氏の裁判前勾留の延長を認めていた。米国籍のゲルシコビッチ氏は3月29日、ロシアのエカテリンブルクを取材で訪れていた際に連邦保安局(FSB)にスパイ容疑で拘束された。同氏はロシア外務省から記者として働く許可を得ていた。本人、WSJ、米政府はいずれもスパイ容疑を断固として否定している。トレーシー大使がゲルシコビッチ氏と面会するのはこれで5回目。