9月は米国人が買い物に使う金額が増えただけでなく、使い道も広がったようだ。米商務省が17日発表した9月の小売売上高(季節調整済み)は前月比0.7%増と、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想の0.3%増を大きく上回った。増加は大半の項目に及び、ガソリン、自動車、建設資材、外食を除く、いわゆるコントロールグループの小売売上高は0.6%増加した。エコノミストはコントロールグループを基に個人消費の基調を判断する。7、8月分は、全体の小売売上高とコントロールグループがいずれも上方修正された。このため、7-9月期の個人消費は一見するとかなり好調だったようだ。エコノミストは17日、すでに上向きに見ていた7-9月期の国内総生産(GDP)予想を急いで上方修正した。