パレスチナ自治区ガザ市のある病院で17日爆発が起き、伝えられるところによれば数百人が死亡した。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスはイスラエルによる空爆のせいだと主張した。イスラエル軍は、イランの代理勢力であるガザの武装組織「イスラム聖戦」(PIJ)が発射したミサイルの誤爆だと説明した。ハマスとPIJが過去の戦闘中に発射したロケット弾のうち、約4分の1は攻撃対象に届かず、ガザ地区内に着弾している。さらに詳しい情報が今後明らかになるだろうが、病院の爆破はイスラエルの国益にはならない。ハマスは、自らの失敗したロケット弾あるいは人間の盾の結末がニュースになるたびにイスラエルを非難できると知っているため、パレスチナ人の犠牲者を求めている。ハマスはこのようにガザ住民のことをほとんど気にかけていないため、長年にわたり住民への人道支援物資を盗んできた。これは、ハマスがパレスチナ住民を利用して西側諸国の同情を誘い、ジハード(聖戦)主義的な残虐行為を進めるためのもう一つの手段だ。