視点1:固定収入か、ビジネスか

 日本以外の国では副業はもっと普及しています。アメリカでもダブルインカムの人は結構います。フルタイムの仕事がなくひとつの仕事では生活が成り立たないというケースで、パートタイムの仕事をかけ持ちしているケースが多いようです。

 生活が成り立たないから副業をするという場合は、基本的に固定給が得られる副業を選ぶことになるでしょう。フルタイムの正社員でも残業代が出なくなったことで住宅ローンがきついという理由も同様で、固定給を選ぶ方が生活は安定します。

 しかし状況に多少の余裕があるようであれば、個人事業主としてビジネスを手掛ける方が面白いと考えるのもアリです。

 たとえばウーバーイーツだって個人事業主です。固定の収入よりも歩合制というか、うまく注文をさばけば時給換算で収入が増えます。自分の裁量次第でアップサイドがあるビジネスの方が楽しいと感じるかもしれません。

 もっと余裕がある場合は、自分の趣味を副業ビジネスにすることもできます。趣味で手作りする小物を売るとか、料理のレシピを公開するとか、インスタグラムを充実させビジネス収入が得られるようにするとかです。

 こういった副業ですが、本業の企業の側が一番気にする点は、副業にのめり込み過ぎて本業がおろそかにならないかどうかです。

 定時で退社した後に、副業で6時間働いて寝不足になるようでは、いつか無理がたたって生活が破綻するかもしれません。本当に副業レベルの時間の使い方で生活が成り立つのかどうかは、しっかりと計画しておくべきでしょう。