米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーの傘下、コミックブック出版部門マーベル・エンターテインメントの前会長で富豪のアイザック(アイク)・パルムッター氏は、アクティビスト(物言う株主)のネルソン・ぺルツ氏が昨年、ディズニーに大規模な経営改革を迫った際、友人である同氏を後方支援し、精神面でも支えとなった。ぺルツ氏はディズニーに新たな働きかけを行う構えだが、パルムッター氏は資金面でも重要な協力者となっている。ぺルツ氏率いるトライアン・ファンド・マネジメントがディズニーに対し、締役会の複数の議席を求める準備を進める中、パルムッター氏は自身のディズニー保有株をトライアンに託した。事情に詳しい複数の関係者によると、トライアンの保有株は3300万株前後で、これにはパルムッター氏の保有分に関し、トライアンに唯一の議決権を与える株式も含まれる。
ディズニー、物言う株主が攻勢 裏にマーベル前会長の支え
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