「シングルアームプッシュアップ+スライドアウト」|体幹強化と可動域の安定を目指す自重トレーニング②
目的とメリット・どこの筋肉に効果的か
胸、肩、上腕三頭筋といった上半身のプッシュ系の筋群、そして体幹を同時に鍛えるビッグチャレンジです。
「しっかりとした体幹をつくることで、より大きなパワーの伝達が可能になり、またそれは腰痛のリスク軽減にもつながるはずです」と、松浦さん。
加えて、「腕を伸ばすエキセントリック(収縮している筋肉が伸ばされる筋活動)な動作によって、広背筋を効果的にストレッチすることが期待できます。そして、両肩の柔軟性を向上させることで胸が開き、背筋を伸ばすことにもつながるでしょう。つまり、サイクリング中に猫背になりにくくなることを目指したトレーニングです」と、松浦さんは説明します。
「シングルアームプッシュアップ+スライドアウト」 効果的なやり方|動画解説
1. 両足は腰の幅に開き、「腕立て伏せ」の姿勢を取ります。
2. 両肘を脇腹に寄せ、両手が肩の真下に来るようにして腰の力を抜いてください。そして、右手をスライドディスク(またはタオル)にのせます。※このエクササイズがキツイ場合は、両膝を床につけ、膝つき腕立て伏せにしても良いでしょう。
3. 体幹を引き締め、左肘の力で腕立て伏せを行います。それと同時に右手を前方にスライドし、頭の先まで伸ばしていきます。
4. 背筋をまっすぐ伸ばしたまま、身体をできるだけ低く下げてから、スタートポジションまで押し上げながら右手を再び引き寄せましょう。
5. これで1レップ。8レップしましょう。