2024年の米大統領選挙で対決する可能性が高いジョー・バイデン大統領とドナルド・トランプ前大統領の支持率が拮抗(きっこう)している。多くの世論調査によると、一騎打ちとなった場合の両者の支持率は全くの互角で、投票先を決めていない有権者はほぼいない。だがほとんどの有権者にとっては、バイデン氏とトランプ氏以外の複数の候補者も選択肢となる。そうした事実を反映していない世論調査は多い。世論調査でより多くの選択肢が示された場合、(一騎打ちを想定した調査で)バイデン氏を支持した人の方が追加候補への支持に回ったり「未定」に変わったりすることが多く、トランプ氏が優位に立つ結果となっている。9日には民主党がこうした見通しに緊急で対処する必要性がさらに高まった。ジョー・マンチン上院議員(民主、ウェストバージニア州)が「ノーレーベルズ」からの出馬を目指しているとの観測が再燃したためだ。
バイデン氏、「第3の候補」が脅威となる理由
世論調査では「第3の候補」がトランプ氏よりもバイデン氏から支持率を奪う傾向
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