「正しくありたい」
利用される人間の心理
7回のテーマは、「地雷をおく」。冒頭、A氏は「この技術を習得すると相手の行動指針を変えることができる」と力説する。
そして、「鎖をかける」と同じように「他店に行けなくする」やり方を伝える。
まず「言葉の関係性を作っておいて下さい」とするのは、「鎖」の時と同じだ。その上で、「『好きな担当がいるのに、他店に行く女の子ってなんだろうね。それ最悪だよね』とバンバン言ってきます」。
「鎖」が「気に入られたい」という心理を利用するのに対し、「地雷」は「嫌われたくない」という心理を利用するという違いがある。「地雷」を仕掛けられた女性客は、次のような心理になるとする。
「人は正し(くありた)いと、自分は間違ったことをしたくないという深層心理があるので、『それは間違ってますよ』って言われると、それを避けるようになります。それが地雷です」
では、友達が他店に誘うとどうなるか。
「その女の子も地雷を踏んでしまうので、『他店に行く女は最低』『その最低なことを誘ってくる、こいつは最低』だって、女の子は思います」
「自分がしたい女の子の理想像にこうやってね、勝手に歩いていく。勝手に歩いていってるってことを、本人に気づかせないようにしなきゃいけないですね。これを続けると、だんだん地雷がはっきりと踏みたくなくなるんでね、避けていきます」
さらに、「地雷」は「鎖」と同様に「担当想いの姫を作る」に使えるともしている。
そして7回の最後で、新人ホストらに「鎖をかける」「地雷をおく」を習得する大切さを力説した。
「二つ同時がめっちゃ効くの。この二つだけでも、十分女の子の心理を操作して、売り上げを貢献させることができます。この必ずこの技術を使えるようにして下さい」