さらに、教えることが好きなタイプと、教えたがらないタイプがあります。
 教えてくれる上司はありがたいことです。
 ところが呼んでも「やりかけがあるんで」と迷惑がる部下がいます。とんでもないことで、「ハイ、お願いします」と、手を止め上司のところへ行くのが礼儀です。いくら教えることが好きな上司でも、迷惑がられたら教えにくくなります。

 教えたがらない上司は、教える時間がなく忙しい人と、教えることが苦手とする人がいます。
 上司も万能ではありません。自分の仕事はきっちりやりますが、部下の面倒は見ない人もいます。冷たいと言えば冷たい感じがしますが、それが現実というものです。

 教えてくれないと嘆いていても始まりません。忙しい上司には、予約を入れるのです。
教わりたいことを「何時から何分間教えてください」とお願いしてください。

教えることが苦手な上司には、自分の仕事を見てもらって、「感想をください」とお願いしましょう。口べたな上司も感想ぐらいは言えます。

 上司のタイプを理解し、その性格を受け入れることから関係は深まります。

♦まとめ♦
短気、気長、自信家、弱気と、上司のタイプがあります。
教え好き、教えたがらない上司がいます。
タイプを理解し受け入れて関係をよくしましょう。

ルール62 できる先輩は教科書です

 上司は怖い存在です。でも、先輩となると歳も近いせいか、親しみを感じることでしょう。
 先輩は、上司と違う側面からいろいろなことを教えてくれます。
 厳しく言ってくれる先輩、仕事ができる先輩、教え方がうまい先輩、こうした優れた先輩からしっかり学んでください。

 ところで、注意が必要だという先輩もいます。
甘いことを言う先輩、愚痴の多い先輩、マイナス思考の先輩、仕事の手抜きやさぼりかたを教える先輩です。