見落としがちな「給湯器」
リフォームも視野に入れよう
中古マンションを購入する際に、チェックするべき設備(室内)の1位は「給湯器(交換時期など)」だった。
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不動産会社からは、「給湯器など、経年劣化の影響を受けるものをチェックしておくと、交換時期を予測できる」といったコメントが上がった。
2位は「お風呂(清潔さ・シャワーの水圧など)」。「水回りのチェックは必要」「追焚き可能かもチェックしたほうが良い」といったコメントがみられた。
3位は「床(きしみ・ゆがみなど)」で、不動産会社からは「床のきしみや傾きの確認、ドアの開閉がスムーズかどうかの建付け具合を確認したほうが良い」というコメントが寄せられた。
一方で、「リフォームを前提とする場合は内装・設備等はあまり意識しない」というコメントもあり、購入後にリフォームするかどうかを視野に入れて物件探しをするとよさそうだ。
他に、中古マンションの内見時にチェックしておくべきポイントとして、以下のような点が挙げられた。
「晴れの日と雨の日の2回は内見されるようお勧めし、物件の匂いを体感してもらうようにしています」(東京都)
「清掃が行き届いているか、掲示板の警告や注意書きを見ると良いです」(富山県)
「いずれ売却することも念頭に、売れそうな間取りや金額かなどを客観視することも大事です。また、建物の修繕状況(劣化具合など)や日照、風通し、景観など、将来その部屋に悪影響が生じないかを予測しながら内見するのが大切です」(千葉県)
「全部屋にエアコンが設置可能かどうかを確認すると良いです」(広島県)
「室内、特に水回りの臭いや上下左右からの音漏れ、騒音などのチェックのため、日中とご近所帰宅後の夜など2回以上内見すると良いです」(東京都)
中古マンションの事前チェックを怠ると、購入後に水道管の水もれや機械式駐車場の転落など、思わぬトラブルに巻き込まれるケースもままある。一度の内見だけですべてを見極めるのは難しいが、買って後悔しないためにもなるべく細かくチェックしておこう。