昨今のコストアップで新築マンションの価格が高止まりしている。そのため、「中古マンションの購入に切り替えよう」と考える人もいるだろう。だが、新築よりも注意すべきポイントは多い。不動産情報サービスのアットホームの調査結果を基に、後悔しないための中古マンション購入術について伝授する。(ダイヤモンド・ライフ編集部)
新築はコストアップで高根の花に
中古は気を付けるポイントが多い
不動産経済研究所によれば、2023年1〜6月の東京23区内の新築分譲マンションの平均価格は、前年同期に比べて6割高い1億2962万円となった。上半期では1973年の調査開始以来、初めて1億円を突破したという。
同10月に発売された平均価格は8709万円で前年同月を少し下回ったとはいえ、資材の高騰や人手不足などによるコストアップで価格はまだ高止まりしている。
新築マンションが高根の花となる中、「中古マンションの購入に切り替えよう」と考える人もいるだろう。だが新築とは違い、室内の汚れや設備の老朽化など購入時に気を付けるべきポイントは多い。
今回、不動産情報サービスのアットホームが、中古マンションの購入を検討する顧客を担当したことがある加盟店を対象に調査を実施。その結果を基に、中古マンション購入時にチェックするべきポイントについて見てみよう。