ポッドキャスト炎上の「Spotify」 ジョー・ローガン氏との独占契約は2億ドル以上か

Spotify CEOのダニエル・エク氏
Spotify CEOのダニエル・エク氏 Spotifyのプレスキットより

ポッドキャストの炎上で揺れる、世界最大規模のストリーミングサービス「Spotify」。2021年12月以降、コメディアンのジョー・ローガン氏によるポッドキャスト「The Joe Rogan Experience(以下、JRE)」が新型コロナウイルスやワクチンに関する誤情報を拡散しているとして、医療従事者やミュージシャンによる抗議が相次いだ。

JREはSpotifyが独占するコンテンツの1つで、2020年5月に独占配信の契約を締結している。その額はこれまで1億ドル(約115億円)規模とされてきたが、The New York Timesは2022年2月17日、Spotifyが2億ドル(約230億円)以上をつぎ込んでいたと報じた。Spotifyは同報道を否定も肯定もしていない。

今年の「Super Bowl」は「Crypto Bowl」 多くの暗号資産関連企業が広告を展開

米国最大のスポーツイベントの1つである、NFL(National Foot Ball League)優勝決定戦の「Super Bowl」が2月13日に開催された。全米の注目が集まることから「世界最高額のテレビ広告額」とも言われるイベントだが、今年は多くの暗号資産関連企業が広告を展開したことから、一部ネットユーザーからは「Crypto Bowl」とも呼ばれた。

暗号資産取引所のCoinbaseは約1分間、QRコードが黒い画面の中を跳ね回るシンプルなコマーシャルを放映。視聴者を、サービスへの新規登録で15ドル(約1730円)相当のBitcoinをプレゼントするキャンペーンサイトへと誘導した。結果、アクセスが殺到し、サービスは一時的にダウン。シンプルながらも効果的なコマーシャルだったと言えるのではないか。

同じく暗号資産取引所のCrypto.comはNBA(National Basketball League)のレブロン・ジェームズ選手を起用したコマーシャルを放映。他にもFTXやeToroといった取引所が広告を展開した。