同社のファンドでは主にミドル〜レイターステージのスタートアップの発行済株式を投資対象とし、最大で50億円規模を目指す計画だ。

米国では未上場株を対象としたセカンダリー取引を支える仕組みとして、特化型のファンドだけでなく、ナスダックやEquityZen、Cartaなど複数のプレーヤーが「未上場株を取引できるマーケットプレイス」を展開している。

日本はまだ事例は少ないものの、日本クラウドキャピタルは2021年12月に未上場企業の株式取引ができる「FUNDINNO MARKET」の提供を始めた。今回ケップルが立ち上げた特化型ファンドやFUNDINNO MARKETのようなアプローチも含め、国内でもセカンダリーマーケットが発展していく余地はありそうだ。