GMO VenturePartnersの取締役兼ファウンディングパートナーの村松竜氏
GMO VenturePartnersの取締役兼ファウンディングパートナーの村松竜氏。シンガポール在住

2005年から6本のファンドを立ち上げ、総額約170億円を運用してきたGMO VenturePartners。過去の投資先からはFinTech(フィンテック)分野を中心に14社のユニコーンが生まれており、そのうち11社が国外企業を占めることからも分かるように、国をまたいだクロスボーダー投資にも力を入れてきた。 

「FinTech×クロスボーダー」。GMO VenturePartnersではこの強みを軸に投資活動を加速させるべく、新たにGMO FinTech Fund 7(以下7号ファンド)を設立した。同ファンドでは中間クローズの段階で、GMOインターネットグループ企業や大手金融機関などから113億円を集めている。

GMO VenturePartnersの取締役兼ファウンディングパートナーの村松竜氏によると、7号ファンドのキーワードは「FinTech」「クロスボーダー 」「Debt(デット、融資の提供も可能)」の3つだ。

投資対象をFinTechや脱炭素テック関連スタートアップに絞り込み、“インド太平洋”エリアで投資を進めていく計画。GMO ペイメントゲートウェイが有するFinTech融資の仕組みと連携することで、投資のみならず融資を用いた支援にも力を入れるという。

新ファンドの概要は以下の通りだ。