民泊サービスの「Airbnb」を展開するAirbnbが、ユーザーによる宿泊施設でのパーティーの開催を阻止するための新ツールを開発。米国とカナダで導入したことを、米国時間8月16日に発表した。
Airbnbはホストが掲載する宿泊施設と宿泊先を探すユーザーを繋ぐプラットフォームだ。国内外問わず、主に旅行先の宿泊予約に利用される。だが、一部のユーザーがホストに無断のまま宿泊施設でパーティーを繰り広げ、騒音などで近隣住民に迷惑をかけていたことが、以前より問題となっていた。
そのためAirbnbは2020年、すべてのパーティーやイベントの開催を一時的に禁止すると発表。2022年6月にはそのルールを成文化し、恒久的に継続するとした。
今後は新ツールの導入により、悪質なパーティーの開催を未然に防ぐことを目指す。新ツールはユーザーの評価、利用歴、宿泊施設までの距離、宿泊予定日が平日か週末かなどを調べ、ユーザーがパーティーを開催しそうだと判断した場合、予約を制限する。
Airbnbでは2021年10月より、同ツールのテストをオーストラリアで実施。結果として、無断で開催されたパーティーは35%減ったという。