Photo: Nora Carol Photography / gettyimages
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3連休に挟まれ、平日が3日間しかなかった先週だが、それでも資金調達やM&Aのニュースがいくつか発表された。9/17〜9/25の「スタートアップ最新動向-Weekly SIGNAL」では、発表されたニュースの中からカカクコムのPathee(パシー)買収、メドレーのTenxia(テンシア)買収をメインに取り上げる。

カカクコム、メドレーがスタートアップの買収を発表

世界的なインフレの加速や日米の金利差拡大などを背景とした急速な円安などを背景とした市況の悪化により、2022年のIPOマーケットは低迷が続いている。2022年上半期に新規上場した企業の数は38社と前年同期の53社と比べると3割ほど減少している。

そうしたマーケット環境の変化に合わせて、スタートアップもIPOだけではなくM&Aも視野に入れた出口戦略を考えるようになっている。ストライクが運営するメディア「M&A Online」の集計によれば、2022年上半期のM&Aの件数は過去最多となっているという。実際、ここ数年でマネーフォワードやfreeeが関連する領域のスタートアップを買収するといった動きが目立つようになってきている。

9月20日には、医療・介護人材の採用システム「ジョブメドレー」やオンライン診療システム「CLINICSオンライン診療」などを展開するメドレーが、看護師・介護職・保育士・薬剤師向けのコミュニティアプリを展開するTenxiaを買収することを発表した。取得価額は2億6500万円で、取得予定日は2022年9月30日となっている。