マネーフォワードベンチャーパートナーズ​代表取締役の古橋智史氏
マネーフォワードベンチャーパートナーズ​代表取締役の古橋智史氏

マネーフォワードグループのマネーフォワードベンチャーパートナーズが、シード・アーリーステージのスタートアップを主な対象とした「HIRAC FUND(ヒラクファンド)」の2号ファンドを立ち上げた。

新ファンドでは地域金融機関とも連携しながら“地方創生”を1つの注力テーマとしてスタートアップへの投資や支援に取り組んでいく方針。最終的には1号ファンドの倍の規模となる約60億円規模を目指しており、ファーストクローズの段階で数十億円規模の資金を集めた。すでに岡崎信用金庫、紀陽銀行、山口功一郎氏、ワンキャリアなどが同ファンドへ出資している。

マネーフォワードベンチャーパートナーズでは2020年7月に1号ファンドを設立。これまでにシード・アーリーステージのスタートアップを中心に25社へ投資をしてきた。

代表パートナーを務めるのはスマートキャンプ(2019年11月にM&Aによりマネーフォワードグループに参画)創業者の古橋智史氏と、マネーフォワード取締役執行役員CFOの金坂直哉氏。投資委員会のメンバーでもあるマネーフォワード代表取締役CEOの辻庸介氏も含め、スタートアップの創業や資金調達、上場、M&Aなどを実際に経験してきたメンバーが中核を担っているのが特徴だ。

1号ファンドでは「起業家による起業家のためのファンド」を1つのテーマに、イベントや勉強会などのコミュニティ活動を強化。LP投資家として上場やM&Aを経験した起業家や経営者などが多く参画していた。