外資系消費財メーカーを含め、約10年ほどブランディングやマーケティングの仕事をしてきた経験をもとに、新たにスキンケアブランドを立ち上げた。それが「SISI」だ。
11月20日から応援購入サイト「Makuake(マクアケ)」で第1弾の商品「Rozality(ロザリティ ウォータリーマスク)」の先行発売を開始している。これは新感覚の“はがさない美容マスク”だ。
過去仕事でスキンケア製品に関わってきた私が、なぜまたスキンケアを選んだのか、その理由は小さな頃の夢にさかのぼる。私の父親はいま90歳でもともと経営者だった。無駄を嫌い、物を買うことに厳しかった父だったが、唯一、母親の化粧品だけは特別だった。洗面台にはいつも素敵な化粧品が置いてあったことを今でも鮮明に覚えている。
8歳の私にとって、化粧品が並ぶ洗面台はまさに夢を感じる空間。「自分もいつか大人になったら化粧品にまつわる仕事がしたい」と思ったことがすべての始まりだった。もっと自由に、そして自分で責任を負ってブランドをつくり、自分が小さい頃に感じたような夢のあるスキンケアの体験をお届けしたい──そう思い、SISIを立ち上げた。
この記事では、SISIの立ち上げるにあたって大事にした「プロダクトとクリエイティブの関係性」について書いていこうと思う。