10月末にAmazon Prime Videoで最終回が配信された婚活サバイバル番組「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1に出演されていたのも記憶に新しい。
もともとフィットネス系の事業を展開していた黄氏が新たに会社を設立した理由──そこには“新型コロナウイルス”が大きく関係している。
「新型コロナウイルスの影響で人々の生活環境が一変し、これまで当たり前としてきた生活が送れなくなってしまいました。例えば、今までは気軽に通っていたフィットネスジムにも通いづらくなり、自分の身体を大切にして健康に過ごすハードルはさらに上がったと感じています。時間が経てば新型コロナは収束するかもしれないですし、もしかしたら収束しないかもしれません。そんな不安や外部要因に身を委ねて経営するのではなく、これを機にどんな環境になっても価値を発揮できるサービスを展開するべきだと考えました」
「BESTAでもオンラインレッスンを行ってきましたが、スマートフォンやタブレットでは自分が実現したいサービスには不十分だと感じました。であれば、デバイスなど“ハードウェア”の開発から取り組んだ方が、自分が実現したいサービスを形にできるのではないか。そうした思いから、専用のミラーデバイスと専用アプリによってプロが監修したトレーニングプログラムを提供する会社、ミラーフィットを設立しました」(黄氏)
200本のコンテンツを収録、自宅が本格的なフィットネスジムに
ミラーフィットが提供するMIRROR FIT.は専用設計された鏡型のデバイスに、専用のアプリを接続すると鏡にさまざまなフィットネスコンテンツを映し出され、ユーザーはそれをもとにワークアウトを体験できる。
MIRROR FIT.は筋トレやヨガ、瞑想、ボクシングエクササイズなど多彩なジャンルのオンデマンドコンテンツやライブ配信プログラム、プロのトレーナー(インストラクター)や著名なパフォーマーたちとの1on1マッチング機能を提供する。
ミラーデバイスの操作やインストラクターとのスケジュール調整、ワークアウトプログラムの管理などは専用のアプリを通じて行う。また、ワークアウトができる日時や好きなカテゴリーを選択するだけで、ユーザーのライフスタイルに合わせたプログラムが提案されるほか、ライブ配信プログラムでは全国のMIRROR FIT.ユーザーとの交流も可能で、チャット機能やハイタッチ機能などを通じてモチベーションを高め合える。
黄氏によれば、すでに200本ほどのトレーニングコンテンツの収録、アップロードが済んでいるそうで、来年には企業提携も視野に入れながら、500〜1000本のオンデマンドコンテンツを常時観れるようにしていく予定だという。