サイズは高さが約140cm、幅が約56cm、厚みが約3cmとなっているそうで、スタンドミラーや全身鏡のような感覚で自宅に置ける。富裕層や法人(ホテル)向けにはサイズのカスタマイズも可能とのことだ。

また、料金プランは買い取り一括プランとサブスクリプションプランの2種類が用意されている。買い取り一括プランは入会金・配送料で3万円と本体の価格14万9800円に加え、サービス利用料が毎月5980円かかる。一方のサブスクリプションプランは入会金・配送料は変わらないが、最低24カ月の契約で本体の価格とサービス利用料が毎月1万2980円となっている。サービス利用料は25カ月目以降、毎月5980円かかる。

バチェロレッテ出演起業家がつくった、自宅を本格ジムに変える「鏡型デバイス」

エンタメで差別化、5年間で10万人の会員獲得を目指す

今年の10月には次世代型フィットネスジムを運営する1/3rd FITNESS(ワンサードフィットネス )が鏡型オンライントレーニング用デバイス「Fitness Mirror」を開発し、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でプロジェクトを実施している。

競合企業との差別化はどうしていくのか。黄氏はこのように考えを語る。

「機能面で言えば、オンデマンドコンテンツのトレーニング、ライブトレーニングに加えてトレーナーユーザーのマッチング機能、心拍計をつかった計測、スコア機能をつけている点がMIRROR FIT.の特徴だと思っています。ライブトレーニングにおいても配信で終わるのではなく、ユーザーとトレーナー、ユーザー同士のインタラクティブなコミュニケーションを促進し、コミュニティ組成にも力を注いでいきます。また、今後トレーニングのみならず、医療、エンターテイメント、ファッション、ライフスタイル提案という幅の広い在宅での体験価値・在宅消費を促すモデルに注力していければと思っています」(黄氏)

バチェロレッテ出演起業家がつくった、自宅を本格ジムに変える「鏡型デバイス」
 

ミラーフィットは今後、5カ月程度のPOC(Proof of Concept。実証実験のこと)期間を設けて、しっかりとKPI(Key Performance Indicator。重要業績評価指標のこと)の検証を行った後、来年の夏〜秋にかけて本格的なプロモーションを実施する予定だという。今後5年間で最低でも10万人の会員数を目指していく。

「日本のフィットネス人口が500万人(有料ジムに通う層だけで、区民センター利用者を含めると1000万人いると言われてます)であることを考えると十分に達成可能な目標だと思っています。また自宅にあることや、トレーニングに限らず、ライフスタイル、ファッション、エンターテイメント要素を盛り込むことによって、フィットネス人口以上の顧客数を獲得していける、と確信しています」(黄氏)