「親しい人が『着心地が良かった』とか『これ着てたらよく声かけられるんだよね』とか、そういう身近な情報のほうを信じている。それがまさにこないだの受注会で起こったことだったんです。それぞれ別の友達を連れて3回来てくれた人もいたんですよ(笑)。情報が溢れている分、精査するのに困って、『何を買ったらいいか分からない』なんてことになる。だからこそ、身近な人が勧めるものを着たいと思うんだろうし、僕らつくり手は、そういうお客様と会話することで、新たなインスピレーションを受ける。そうやってコミュニティがどんどん小さくなっていくんだと思います」(大丸氏)