オリジナルの商品に強いこだわりを持つメーカーにとって、商品を包む“パッケージ”はブランドの世界観を反映する重要な存在だ。
パッケージのデザインや素材感、使い勝手の良さはブランドそのもののイメージにも影響を与える。だからこそ「自分たちが求めるようなパッケージを適切な価格帯で制作してくれるパートナー工場」を探すことは、メーカーにとって大きなミッションの1つと言えるだろう。
2018年創業のreが開発するのは、まさにブランドのパッケージ制作における課題を解決するプロダクトだ。パッケージ印刷プラットフォーム「canal(カナル)」を通じて全国の提携印刷会社をネットワーク化し、発注企業に最適な工場をオンライン上でマッチングする仕組みを作った。
特に「限られた予算の中で、こだわりのパッケージを実現したい」というD2CブランドやEC事業者を中心に利用が進み、2020年3月のリリースから約350社に活用されているという。
reでは今後さらなる事業拡大に向けて組織体制の強化や機能拡張を進めていく方針。そのための資金としてEast Venturesおよび赤坂優氏を含む複数の個人投資家を引受先とする第三者割当増資により、総額約5600万円の資金調達も実施した。