レガシー領域のDXスタートアップにも注目
他にもマニアックな領域としては、レガシー領域をDXするスタートアップに注目しています。
例えば、建設機械のプラットフォームのSORABITO、建設会社が簡単に見つかるクラフトバンク。両社とも、現場の実業の事業・経験を持ち、その経験を生かしてマッチングシステムを作っているのが特徴です。建設×ITでは、建材比較サイトのtrussにも期待しています。
他にも、レガシー領域をDXするスタートアップとして、国際物流を革新するShippio、自動車のアフターマーケットを手がけるSeibii、住宅プラットフォームのギバーテイクオールなどにも期待しています。
2021年はHR領域も再度成長軌道に? 期待と意気込みを込めて
最後に、私の本領域でもある、HR領域について紹介したいと思います。
HR系はコロナの影響で採用を控えるという会社も2020年は多かったですが、すでに下げ止まり成長に転じつつあります。
採用領域では、特に「PayCareer」に期待しています。人材採用において、相変わらず「会いたい人に会えない」「優秀な人材は引っ張り合いになってしまう」という問題があります。PayCareerは、1社面談にいくと求職者の方が3万円もらえるというサービスです。
PayCareerでは、紹介成果報酬ではなかなか会えない人材採用、特にエンジニア採用に活用されており、2021年以降さらに成長可能性があると見ています。
他にも、HR系ではスローガン、リーディングマーク、ヒュープロ、Techouse、Micoworksの成長に期待したいです。また、キャリア美人の新サービス「mentee」も成長しています。私自身も、エンジェル投資家兼転職エージェント業を営む経営者として、HR業界、ベンチャー・スタートアップの発展に貢献していければと思います。