3月から試験的にサービスを運用する中で、まだまだ規模は限定的であるものの「車を大切にしているような人しか頼まないようなニッチなカテゴリにおけるオーガニック流入が発生していたり、2回以上サービスを使うようなユーザーも生まれてきている」ことから、ある程度の手応えも掴めているそう。

メンテモでは2020年から2021年にかけてジェネシア・ベンチャーズ、みんなのマーケットなどを引受先とした資金調達も実施済みで、この資金も用いながらサービスの強化を進めるほか、ゆくゆくはサービスの有料展開(現在は無料で提供)や対象エリアの拡大も見据えている。

自動車アフターマーケット領域の課題解決という観点では、アプローチは異なるものの6月に自動車の整備・修理出張サービス「セイビー」を手掛けるSeibiiが約8.4億円を調達。まだまだスタートアップが開拓できる余地が大きく、今後盛り上がっていくマーケットと言えそうだ。

「自分たちがやりたいのは、少しでも車を長く乗り続けられるような環境を作っていくこと。今回のサービスはその1つ目であり、今後も車を大事にしていくようなアプローチで、いくつかの事業に挑戦していきたいと思っています」(若月氏)