では、大麦を使ってどのようにビールはつくられるのでしょうか。まず、ビールに使う大麦を発芽させて麦芽にします。麦芽にはでんぷんを糖化する酵素があり、細かく砕いて温水と混ぜることで酵素が働き、麦芽中のでんぷんが糖に変わります。この糖を含む麦汁に酵母を加えると、発酵して糖がアルコールと炭酸ガスに分解され、ビールが完成します。その際、全ての糖が分解されずに2~3割残るため、ビールに糖質が含まれてしまうのです。
糖質は肝臓に負担をかけ、太る原因にもなる成分。ビールを飲むなら1日1缶程度にするか、「糖質0」の商品がおすすめです。ただし、糖質がゼロといっても、少量の糖質は含まれています。100mlあたりの糖質が0.5g未満なら、食品表示基準に基づき「0」と表示できるからです。いずれにしても、ビールは糖質量に注意しながら飲む量を制限しましょう。
痩せたいならNG!飲んだらヤバいお酒
焼酎や日本酒、ワインも、適量を守って飲む分には問題ないお酒ですが、絶対に避けたほうがよいお酒もあります。その1つが、アルコール度数の高い缶チューハイです。
現在、販売されている缶チューハイは、アルコール度数が9%以上と、高いものが多く出回っています。果汁や糖類、炭酸、香料などが添加されているので口あたりがよく、ごくごく飲めてしまうでしょう。しかし、アルコールに換算すると実は相当な量。500ml缶を1缶飲んだだけで、ウイスキーのロックを4杯も飲んだことになるのです。