ここからは、3ステップでなるべくシンプルに説明します。
注意事項としては投資戦略の話なので確実にそうなるという話ではありません。株式投資にはリスクがあり、ある戦略に沿って投資するとこのような結果が狙えるかもしれないという「新NISA活用法の話」だという前提でお読みください。
ステップ1:複利の威力
アインシュタインが「人類最大の発明」と呼んだのは、相対性理論ではありません。複利の発明です。
金利5%でお金を10万円借りて30年後に返済するとします。単利、つまり毎年利子を5000円ずつ30年間払って30年後に元本の10万円を返すとしたら、返済額合計は25万円になりますよね。
ところが、「毎年5000円返してくれなくてもいいから」という親切なおじさんからお金を借りたらどうなるでしょう?
「返さなくてもいいけどその利子も借金に加えておくね」という優しい提案にうっかり乗ってしまうと、借金は複利で雪だるま式に増えることになります。計算すると30年後に返済しなければならない借金総額は約43万円。
これは金利を複利にして、かつ期間が長期になると起きる現象です。
複利でお金を借りてしまうと悲惨なことになるのですが、逆転の発想をしてみましょう。複利でお金を長期運用したら? 実は驚くほどお金が増える可能性が出てきます。
「それでも超低金利の時代にどうすればいいの?」と疑問をお感じの方は、ステップ2に進みましょう。