ケース2:自分の将来が不安な30代の
「老後資金1.6億円計画」
共働きでダブルインカムの中流夫婦。今は生活が楽しいけれども、老後資金はどう作ればいいのかがわからない。そんなふたりに、「5年間だけ頑張って、毎年新NISA枠いっぱいまで投資してみよう」と提案するのがこのプランです。
新NISA枠はつみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が240万円ですが、このどちらでも例の「米国株S&P500連動型投資信託」を購入することができます。
未来のことが心配ならば、これから5年だけ頑張って、毎年360万円、合計1800万円をこの時期だけ投資してみます。
35歳で一念発起して、40歳から65歳まではまた元の普通の生活を始めたとしたら、夫婦で高齢者になる65歳までの30年間に複利のマジックで、この投資はいくらになっているでしょう?
これも同じ8.1%の複利で計算してみると、65歳で手元に残る老後資金は1億5900万円という結果になります。夫婦で「うわーぃ」という結果ですね。
しかも、この老後資金のお楽しみはこれからです。
この後も毎年8.1%の複利で増えることをあてにして、毎年このうち1200万円だけ取り崩して生活したとしたら? それが新NISAのおかげで無税で、しかも、元本は1億6000万円から減りません。これなら確実に、老後は安定した暮らしができそうですね。